三重高にテント寄贈 岡本土石工業と滋賀銀 松阪

【テントの寄贈目録を示す(右から)岡本代表取締役、梅村理事長、山元部長=松阪市久保町の三重高校で】

【松阪】岡本土石工業(三重県紀宝町鮒田)と滋賀銀行(大津市)は14日、松阪市久保町の三重高校にテント2基を寄贈した。同行のSDGs私募債「つながり」を活用した。

「つながり」は私募債発行金額の0・2%相当の品物を学校や福祉施設へ寄付する仕組み。同行が平成26年から始め、これまでに630件、約8600万円を贈呈してきた。

同社は15年前から、教育機関に物品の寄付を続け、松阪工場があった松阪市へは朝見小学校へ平成30年に防災ヘルメットを贈った。三重高校へは令和2年にもテントを贈呈している。

同社の岡本一彦代表取締役は「コロナが収まり、課外活動が活発になる。有効活用してほしい」と呼びかけた。同行の山元磯和営業部長は「地域貢献に一緒に取り組んでいきたい」とあいさつした。

同校の梅村光久理事長は「少しずつ体育祭など学校行事を再開している。テントは熱中症対策で必需品。いろんな人に支えていただいていると生徒に伝えたい」と感謝した。