安濃川・里山、絵画と映像作品展示 津の岩田川久画廊 三重

【安濃川や里山の風景が並ぶ会場=津市東丸之内の岩田川久画廊で】

【津】三重県津市東丸之内の岩田川久画廊(藤田昌久代表)は7日、同所で「安濃川・里山風景展」を開いた。市内の60―90代の作家や愛好家20人が制作した絵画と映像作品計27点を展示している。12日まで。入場無料。

同画廊は平成8年以来毎年津の風景からテーマを絞って作品を募集している。

川べりのススキや水面に映る雲をパステルで描いた「晩秋の安濃川」、水の張る田から長谷山を望む水彩画「水光る」、緻密な鉛筆画「山里の春」などのほかシラサギの集う川の風景を撮影した映像作品がある。

出品した鹿間剛さん(79)=柳山津興=は「皆さんの作品を見て刺激をもらう。発表の場はありがたい」、藤田代表(67)は「遠くに行かなくてもいい場所がたくさん残っている。今描いておかないと風景が変わっていく」と話した。