水墨五人会が初のグループ展 四日市市文化会館 三重

【作品を紹介する諸戸代表(左端)ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市の水墨画愛好者五人で組織する「水墨画五人会」(諸戸忠良代表)は4日、同市安島の市文化会館第四展示室で、初のグループ展「四日市を水墨で描く」を開いた。四日市をテーマに描いた作品18点を展示している。五日まで。

諸戸代表(76)と中西宜洋さん(82)、後藤栄樹さん(79)、黒木健二さん(74)、平出恒志さん(78)の5人。同会は、「三重水墨画会」の四日市在住メンバー5人で昨年創設した。

四日市特産のそうめんの寒ざらし風景「大矢知そうめん」、神前地区に残る旧跡「和泉式部化粧の水」、コンビナートの風景「霞ケ浦公園から」、豪華客船「飛鳥Ⅱ」が停泊する四日市港「寄港」、古事記に記された日本武尊ゆかりの「杖衝坂」など、墨の濃淡で生き生きと表現した作品が並ぶ。

諸戸代表は「5人それぞれが地元四日市の良さを再確認することができた。水墨画の魅力を多くの方々に伝えたい」と語った。