災害時、物資保管に施設提供 鈴鹿市と本田技研が協定 三重

【協定書を手にする森本所長(右)と末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と同市平田町の本田技研工業鈴鹿製作所(森本務所長)は3日、同市役所で「大規模災害時における施設使用等に関する協定」を締結した。

協定締結により、同社は市の支援要請に基づき、工場内の一部を救急物資などの一時保管場所として提供する▽社用車として活用する6台を貸与する▽体育館を近隣市民の一時避難場所に充てる―などに原則無償で協力する。

同社の地域貢献、災害支援の取り組みの一環として、一昨年から市に協力を申し入れていた。

同日の協定締結式で、末松則子市長は「協力は非常にありがたく、大変頼もしい」、森本所長は「ホンダの持つ技術力を生かして市民の役に立ちたい。市の一員として防災支援活動に尽力していく」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。