抗菌シートとラップ寄贈 亀山市にリケンテクノス 三重

【寄贈式で(右から)中原教育長、櫻井市長、常盤社長、塚田工場長=亀山市役所で】

【亀山】リケンテクノス(東京都千代田区神田淡路町・常盤和明社長)は27日、三重県亀山市に同社製品のコロナ感染防止用の抗ウイルス・抗菌シート「リケガード」と災害時用「リケンラップ」を寄贈した。

市役所で寄贈式があり、常盤社長(62)と三重工場(同市菅内町)の塚田昇工場長(58)が櫻井義之市長と中原博教育長に目録を手渡した。

同社が目指す、地域社会貢献の一環。市は、1セット(3枚入り)のリケガード1800セットのうち、500セットは市立幼・保育園と認定子ども園の計13園に、1300セットは市立小中学校計14校に配布する。リケンラップ900本は、市が防災用として、災害時に活用するという。

常盤社長は「収束の見えないコロナ禍の中、弊社の『リケガード』で子どもたちへの感染防止対策に使っていただき、災害時にさまざまな使い方ができる『リケンラップ』を活用してください」と話した。

櫻井市長は「昭和48年に亀山で三重工場が創業し50年、本市の雇用など地域経済に貢献いただき、改めて感謝します」とし、「今回の製品を亀山の子どもたちや市民の防災に活用させていただく」と礼を述べた。

中原教育長は「園や学校では、感染防止対策として、手洗いや消毒、換気などで対応しているが、まだまだ不安な要素もあり、有効な『リケガード』はありがたい」と話した。