中部運輸局が文書警告 大紀町の寿タクシーに「点呼記録せず」

乗合バス乗務後の運転手に対する点呼を記録していなかったとして、中部運輸局は25日、大紀町野原の「寿タクシー」に対し、道路運送法に基づく文書警告を実施した。

同局によると、同社は同法で義務付けられている乗務後の点呼を記録していなかったほか、同法の規則で定めている局への決算書類や運送実績報告書の提出もしていなかった。

同局が昨年8月に実施した監査で発覚。出発前の点呼は記録していた。同社は局の聞き取りに「乗務後も点呼していた」としつつ、記録をしていなかったことは認めている。