食品ロス減へ、アプリ導入 賞味期限迫った商品安価で販売 伊勢の団体、来月から 三重

【食品ロス削減のためサービスの活用を呼び掛ける山川会長(左)=伊勢市役所で】

【伊勢】食品ロスを減らそうと、三重県伊勢市のスーパーや市民団体でつくる「減らそに!いせの食品ロス協議会」は、店から提供された賞味・消費期限が迫った食品を、消費者が安く購入できるウェブアプリ「タベスケ」のサービスを導入。2月1日から利用を開始する。

タベスケは、食品ロス削減を目的とした店と消費者のマッチングサービスで、全国の自治体向けに提供されている。登録した店が、食品ロスになりそうな賞味期限の近い食品を通常価格から割り引いてウェブ上に出品し、利用者は買いたい商品を予約して、店舗で代金を支払い、受け取る。サービスの導入は、県内では四例目。

利用には事前にユーザー登録が必要で、登録料、利用料は無料。今月から、市内の食品店や飲食店を対象に協力店登録を開始していて、2月1日から出品を始める。

同協議会の山川一子会長(76)は「高齢者でもスムーズに活用してもらえるよう周知し、食品ロス削減への意識を持ってもらいたい。物価が上昇する中、サービスを利用して少しでも家庭に潤いができれば」とサービス活用を呼びかけている。

問い合わせは事務局の市ごみ減量課=電話0596(37)1443=へ。