三重県警が年頭視閲式 津メッセウイングで、4年ぶり

【部隊視閲する難波本部長(中央)ら=津市のメッセウイング・みえ屋内展示場で】

三重県警は17日、津市北河路町のメッセウイング・みえ屋内展示場で、平成31年以来4年ぶりとなる年頭視閲式を開いた。警察官約200人と白バイやパトカーなどの警察車両19台が整列し、難波正樹本部長らから視閲を受けた。

悪天候や新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより中止が続いていた。来賓として一見勝之知事や長江正県公安委員長など12人が参加し、16日付で就任したばかりの難波本部長と共に各部隊を視閲した。

難波本部長は、「社会は新しい生活様式やサイバー空間を前提とする技術利用など大きな転換期を迎えている。G7三重・伊勢志摩交通大臣会合の警備完遂や統一地方選など山積する課題に総力挙げて取り組む。正念場の年という認識で誠心誠意全力で取り組み、信頼と期待に応えることを強く望む」と訓示した。

また一見知事はチャールズ・ダーウィンの言葉を引用し、「生き残るのは最も強いものではなく変化に対応できるもの。変化を恐れず、誇りを持って引き続き職務遂行を」と激励した。

式には一般来場者として約400人が参加。式典の後には白バイによるドリル走行や音楽隊のミニコンサートなども開かれた。