郷土詠む「かるた」楽しむ 鈴鹿の白子公民館で19人

【かるた取りを楽しむ参加者ら=鈴鹿市江島本町の白子公民館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市江島本町の白子公民館(杉嵜春樹館長)で15日、「白子しあわせオリジナルかるた大会~郷土愛あふれる43首」があった。19人が参加してかるた取りを楽しんだ。同館と劇団花さつきが共催。

親子三代の笑顔を添えた「ありがとう白子の町で生まれたよ」から、迫力あるこま犬の「んと力み狛犬守る勝速神社」まで43枚を、劇団花さつきの長谷川祐美子代表が詠み上げ、参加者らは真剣な表情で並んだ札の中から探し、「はい」と声をかけて取っていた。

同かるたは、平成22年の同館開設60周年を記念して作られたもの。白子地区の小・中学生と地域住民に公募して集まった876句から42句を選び、同市中旭が丘の元教員で同館ボランティアの沖美幸さん(81)が、句と作者を毛筆でしたため、それぞれの句にふさわしい挿絵を3年がかりで描いた。

また、午後からは「白子しあわせ検定」の受験対策講座と検定試験が実施された。20人が受講し、白子の環境・歴史・文化・産業などあらゆる分野から出題される50問に挑戦していた。