マグロ、今年初水揚げは10トン 第11良栄丸「短い航海で良い結果」 尾鷲

【第11良栄丸から搬出されるマグロ】

【尾鷲】三重県尾鷲市の尾鷲魚市場(同市港町)で12日朝、近海マグロはえ縄船からビンチョウマグロやキハダマグロ、メバチマグロなど約10トンが水揚げされた。

水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の「第11良栄丸」。尾鷲から南東に約1200キロ離れた小笠原漁場付近を操業する15日間の航海から戻り、今年初めてとなる。マグロは市場内に並べられ競りが行われた。

担当者は「短い航海期間にもかかわらず10トンの水揚げと大変良い結果となった。豊漁の一年にしてより多くの方に楽しんでほしい」と話した。

中京圏に出荷され、一部はMSC(海洋管理協議会)の認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。

同社直売店「尾鷲お魚いちばおとと」(同市古野町)では、即売会や水揚げしたてのマグロを使った料理が振る舞われた。