110番正しく利用を 伊勢署、買い物客に呼び掛け 三重

【買い物客に110番の正しい利用を呼びかける伊勢署員(右)=伊勢市船江1丁目のミタス伊勢で】

【伊勢】三重県警伊勢署は「110番の日」の10日、伊勢市船江1丁目の商業施設「ミタス伊勢」の店舗前で広報活動を行い、買い物客らに110番通報の適切な利用を呼びかけた。

同署によると令和4年1―11月末まで、管内では6446件(同3年より1102件増)の110番通報があったが、落とし物や地理案内など緊急性のないものも多かったため、正しく利用してもらおうと同活動を実施。併せて特殊詐欺被害防止や交通安全の啓発も行った。

この日は、伊勢署員や地域交通安全活動推進委員ら計12人が参加。「緊急通報110番の正しい利用をお願いします」などと呼びかけながら、買い物客に啓発品を手渡した。

同署地域課の土井幹夫課長は「緊急性のないものは警察安全相談ダイヤル「#9110」か最寄りの警察署に電話してもらい、事件事故があったらちゅうちょせずに110番してほしい。皆さんの通報が早期の事件解決につながります」と話した。