竹上市長、今年の一字は「希」 松阪市長選、態度は明かさず 三重

【年頭の記者会見で今年の一字を示す竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は6日、市役所で年頭の記者会見に臨み、ウッドピア松阪北地区の産業用地整備や「まつさかすくすく応援パッケージ」開始など雇用・少子化対策を発表した。任期満了(10月3日)に伴う市長選については「まだまだ」と態度を明らかにしなかった。

竹上市長は今年の一字として「希」と書いた自筆の色紙を掲げ、「コロナが弱毒化し、普通の風邪に近いものに変わっていく。それなりに収束する」と見通した。

その上で「コロナ臨時交付金に頼った部分がたくさんある。今後は自分の力で、企業進出や雇用確保、子育て支援を進めたい」と語った。

ウッドピア産業用地(山室、立野両町)は分譲面積3・1ヘクタール2区画で、約7億9千万円かけて令和7年度完成の予定。

応援パッケージは国の「出産・子育て応援交付金」を活用。妊娠届け出時や出生届け出後に面談の機会をつくり、出産、子育てを応援する各5万円の「たまごギフト」「ひよこギフト」を支給する。

市長選を巡っては「そちらに関してはまだまだ」と述べるにとどめ、「まだまだコロナ対応がある。ちょうど今日から予算査定が始まる。仕事にまい進する」と話した。