地域ボラが高田短大生とマスク作り 鈴鹿の白子公民館

【学生らに指導する小川さん(右から3人目)=鈴鹿市江島本町の白子公民館で】

【鈴鹿】鈴鹿市江島本町の白子公民館は4日、令和2年度第1回「ボランティア実践講座~マスクを作ろう」を開いた。同館ボランティアの小川きぬさん(88)の指導で、地域ボランティア13人と津市の高田短大キャリア育成学科、子ども学科の学生10人が手作りマスクに挑戦した。

県教育委員会の「高等教育機関の専門的な知識や技能を活かす教育プログラム」の一環として、同短大は五年前から同実践講座に参加。地域住民らと互いの知識や技能を教え合いながら親睦交流を深めている。

小川さんの指導で、受講生らは淡いピンクや紫色の花柄生地を裁断。ガーゼ布と重ねて縫い合わせ、両端にゴムを通して結び、マスクを仕上げていた。

子ども学科1年の三浦千穂さん(18)は「地域の方々とおしゃべりしながらマスク作りができて楽しかった。家族にだけでなく、機会があればマスクの足りない人に差し上げたい」と話していた。

小川さんは「若い方々との交流で元気をもらえます。早くコロナが収束に向かうよう願っています」と語った。