2018年1月22日(月)

▼選挙後の敗戦処理には何かとごたごたがつきまとうものに違いない。自民党県連は、昨年衆院選の3区で落選した島田佳和氏の支部長退任を承認し当面、幹事長の中森博文県議の支部長代行を決めた。民進党県連も、4区で県議を支部長代行にし、来年の統一地方選や参院選の候補者擁立に向けた「検討協議会」を近く発足させるとしたものの、日程は「具体的には決まっていない」

▼中央が無所属の会も含め、希望の党や立憲民主党との関係が不透明。地域政党の「新政みえ」や連合三重との「三重県方式」を「維持する思いに変わりはない」(芝博一代表)としつつも、その動きを見定めるしかあるまい。自民党は「支部長を続投してもらえると期待していた」(中森幹事長)島田氏に固持された模様

▼自民党の公募による候補者としては、平成19年の参議院選挙区での小野崎耕平氏がいる。面接で「いくら出せる」と聞かれたり、敗戦後、あらゆる選挙関連経費の請求書が舞い込み、借金に苦しめられたことを雑誌に寄稿した。平成12年の補欠選挙でも候補者とのいざこざが伝わり、敗戦後の不手際はお家芸ともされたが、今回はどうか

▼区割り変更の調整で、旧3区支部長だった嶋田幸司氏の離党騒ぎがあったが、旧2区で24、26年選で比例復活した島田氏も新3区へのお国替えで落選している。古巣で比例復活した川崎二郎氏を見つめる目はいかがだったか

▼島田氏の退任で嶋田氏の3区支部長復活はあるのか。中森幹事長は「すぐにとはいかない」。そりゃああんまりお手軽でしょう、ということか。