「Living Well Digitally」は、NUS Centre for Trusted Internet and Communityが開始しDQが支援する世界的イニシアチブ

シンガポール, 2024年4月19日 /PRNewswire/ -- 2024年4月17日、シンガポール国立大学(NUS)のCentre for Trusted Internet and Community(CTIC)は、画期的な新しいイニシアチブ「Living Well Digitally」(https://ctic.nus.edu.sg/living-well-digitally/ )を開始しました。DQ Instituteと提携し、Infocomm Media Development Authority(情報通信メディア開発庁、IMDA)の「Digital for Life」運動を支援して開発されたこのイニシアチブは、デジタル世界の複雑さを乗り切るための知識とツールで世界中の個人に教育し、関与させ、力を与え、よりバランスがとれ、情報に基づいたデジタルライフスタイルを促進することを目的としています。

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「Living Well Digitally」イニシアチブでは、次の3つの主要な構成要素が導入されています:

 * Digital Wellbeing Indicator Framework(デジタルウェルビーイング指標フレームワーク、DWIF):DWIFは、日常生活のさまざまな領域にわたってデジタルウェルビーイングを総合的に評価する世界初の独自のフレームワークです。DQ InstituteのIEEE DQグローバル標準(IEEE 3527.1(TM))を基礎的フレームワークとして使用するDWIFは、5つのデジタルウェルビーイングドメイン(デジタル社会関係、デジタル健康、デジタル消費、デジタル雇用、デジタル市民参加)にわたっています。デジタル・シティズンシップの概念を統合し、デジタルウェルビーイングのための総合的かつ包摂的なフレームワークを提供します。
 * Universal Digital Wellbeing Assessment Tool(ユニバーサル・デジタルウェルビーイング評価ツール):DQが支援するDigital Wellbeing Assessmentツールを使用すると、個人はボタンをクリックするだけで自身のデジタルウェルビーイングを簡単に評価し、Living Well Digitallyウェブサイト上で即座にスコアとフィードバックを受け取ることができるようになりました。DWIFフレームワークに基づいて開発されたこのツールは、一連の質問を通じてユーザーをガイドし、ウェルビーイングスコアのパーソナライズされた内訳を提供し、デジタルウェルビーイングのレベルを高めるために、強みと改善の領域を特定できるようにします。
 * Accessible Resources for the Community(コミュニティー向けの利用可能リソース):個人のデジタルウェルビーイングを向上させるための教育と強化を目的として、Living Well Digitallyウェブサイトは、若者から家族、教育者、ソーシャルワーカーに至るまで誰もがアクセスできる無料の教育リソース、ヒント、情報の厳選されたリポジトリを提供するプラットフォームとして機能します。

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NUS-CTICの研究者チーム(Audrey Yue教授、Natalie Pang教授、Zhang Renwen教授が主導し、Singapore Management University(シンガポールマネジメント大学)のLim Ee-Peng教授、DQ InstituteのYuhyun Park博士と協力)によって開発されたDWIFは、2年間の研究、改良、検証を経て作成されました。これにはシンガポール、中国、米国、英国の23人の専門家(政策立案者、社会福祉機関、学者)との協議が含まれ、その後、シンガポールおよび世界中で合計1300を超えるパイロットテストが行われました。これに続いて、シンガポール、ソウル、上海、ロンドンの4都市で4000人以上を対象に国際的な人口調査が行われました。

「Living Well Digitally」イニシアチブの一般公開を記念して、CTICは、シンガポール通信情報省やIMDAなどの政府省庁や組織、TOUCH Community Servicesなどの社会福祉機関、MetaやByteDance(TikTok)などの大手テクノロジー企業の関係者を対象に、NUSで公式発表イベントを開催しました。

プロジェクトの主任研究者兼CTIC副ディレクターで、NUSのCommunications and New Media学部長兼教授であるAudrey Yue教授は次のように述べました。「今日のデジタル環境では、デジタルウェルビーイングを優先することが不可欠です。Living Well Digitallyイニシアチブにより、私たちはシンガポールおよび世界中の個人がデジタル体験に責任を持ち、オンラインとオフラインの両方で有意義なつながりを育むよう教育し、力を与える運動を引き起こしています。Digital Wellbeing Indicator FrameworkとLiving Well Digitallyプラットフォームを導入することで、私たちは、個人、ソーシャルワーカー、教育者、テクノロジー企業、および政策立案者に、デジタル時代にあらゆる人が『live well digitally(デジタルで健やかに生きる)』のに役立つツールを提供したいと考えています」

基調講演の中で、主賓であり保健省および法務省の上級政務次官を務めるRahayu Mahzam氏は、あらゆる背景を持つ人々にとって、デジタルウェルネスの重要性とテクノロジーの慎重な使用の重要性を強調し、「あなたが親、教育者、またはテクノロジー実践者であるかどうかに関わらず、私たちのアプローチとテクノロジーとの関係を注意深く考えることが重要です」と語りました。

Rahahyu Mahzam氏は「このツールキットがDigital for Life運動の下でさまざまなリソースを追加し、シンガポール人を教育し、関与させ、力を与え、がデジタルウェルビーイングと回復力を強化できることを期待しています」と付言しました。

イベント中に、研究チームは「Living Well Digitally」ウェブサイトを公開し、Powered by DQ Digital Wellbeing Assessmentツールを披露しました。「Powered by DQ」は、IEEE DQ Global Standards(IEEE 3527.1(TM))に基づいた、デジタルリテラシー介入が信頼でき、影響力があるという信頼の印であり、NUS-CTICフレームワークに連携および影響測定ツールを提供し、実用的な洞察とさらなるイニシアチブ開発に向けて強みと弱みの領域を特定します。

DQ Instituteの創設者であるYuhyun Park博士は次のように述べました。「DQ Instituteは、前例のない人工知能(AI)の発展の時代におけるデジタルウェルビーイングの理解と向上を目的とした、この有意義な世界的イニシアチブに協力できることを光栄に思います。個人のウェルビーイングに対するAIの影響が明らかになり続ける中、NUS-CTIC研究チームの取り組みは、実用的な洞察を明らかにし、前向きな変化を推進する準備が整っています。この影響力のあるイニシアチブは、AIによってもたらされるリスクと機会を乗り切るために必要なツールと知識でコミュニティーに力を与え、デジタルウェルビーイングに対する一層バランスの取れたアプローチを確保します」

▽NUS-CTICについて:

National University of Singapore Centre for Trusted Internet and Community(NUS-CTIC)は、インターネットとそれが将来の社会に与える影響についての学際的な研究に専念しています。社会科学および行動科学研究、デジタル技術、データ駆動型アプローチ、政策研究を統合して、インターネットとその社会的影響を総合的に調査することを目的としています。詳細については、CTICのウェブサイトをご覧ください:https://ctic.nus.edu.sg/

▽メディア関連のお問い合わせは、以下へご連絡ください:

Ms. Wendy Poh Wan Li
wendy.p@nus.edu.sg 

▽DQ Instituteについて:

DQ Institute(DQI)は、デジタル時代においてデジタルインテリジェンスの国際基準を設定し、個人、組織、国家の安全性、エンパワーメント、ウェルビーイングを確かなものにすることに尽力する国際シンクタンクです。DQの枠組みは、デジタルリテラシー、スキル、レディネスの国際基準として認識されています(IEEE 3527.1-2020)。DQIは米国で501(c)(3)団体として、シンガポールで非営利団体として活動しています。詳細については、DQ Instituteのウェブサイトをご覧ください:https://dqinstitute.org

▽メディア関連のお問い合わせは、以下へご連絡ください:

Ms. Eris Seah
eris@dqinstitute.org
Phone: +65 9396 9200

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(日本語リリース:クライアント提供)
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