伊勢新聞

特殊詐欺に注意を 四日市南署、買い物客らに呼び掛け 三重

【国際電話利用契約休止について説明を聞く買い物客ら=四日市市日永のカヨーSCで】

【四日市】三重県警四日市南署は特殊詐欺等撲滅の日の15日、同市日永のカヨーショッピングセンター(SC)で、歯止めが掛からない特殊詐欺およびSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害撲滅を呼び掛ける啓発活動をした。県内18警察署が一斉に被害防止啓発活動を展開した。

県警本部と南署員ら九人が、同SCのひなガーデンに、防犯電話の機能体験や自動通話録音警告機貸出、国際電話不取扱の受付コーナーを設け、買い物客らに詐欺被害防止のための防犯機器の無料貸し出しや、国際電話利用契約の休止について説明をしていた。

ATM(現金自動預払機)コーナーでは、利用者らに「詐欺に注意してください」と声かけをしながら「投資・ロマンス詐欺多発中」「ストップ!海外からの詐欺電話」と書かれたチラシや啓発物を配布した。

県内のSNS型投資・ロマンス詐欺被害は2月末現在で70件、被害額は約4億9500万円、同署管内では2件、約2650万円で、いずれも1件当たりの被害額が増加傾向にある。