伊勢新聞

玉城町制70周年 記念式典で節目祝う 三重

【玉城町制70周年を祝う記念式典=玉城町勝田の保健福祉会館ふれあいホールで】

【度会郡】三重県玉城町の町制施行70周年記念式典が12日、同町勝田の保健福祉会館ふれあいホールで開かれた。町民や行政関係者ら約250人が節目を祝い、町のさらなる発展を目指して気持ちを新たにした。

式典のオープニングでは、「勝田流通り能保存会」と「玉城町勝田流能保存会」が伝統芸能の能楽を披露。「玉丸城太鼓保存会」が勇壮な演奏で会場を盛り上げた。

辻村修一町長は「町制70周年は先人たちの努力と町民の皆さんの理解と協力の賜物」と感謝し、「これを契機にシビックプライドを育み、町民一人一人が地域に誇りを持って主体的に活躍できるよう、オール玉城で楽しい玉城を創出していきたい」と式辞を述べた。

行政や地域振興、社会福祉、教育文化、保健衛生に貢献した八人に感謝状を贈呈。来賓の服部浩副知事や鈴木英敬衆議院議員、山本佐知子参議院議員が祝辞を述べた。

同町と姉妹都市盟約を結ぶ沖縄県南城市の古謝景春市長は記念品として、沖縄県指定の伝統工芸品「琉球ガラス」の花瓶を辻村町長に手渡した。

写真で町の歩みを振り返る記念動画「ありがとう70年」や、町民らが出演し、町の好きなところや将来の夢を語った記念動画「未来が芽吹く、玉城町。」も上映された。

玉城町は昭和30年4月10日に田丸町、東外城田村、有田村が合併して誕生。翌年9月に下外城田村を加え、現在に至っている。3月31日現在の人口は1万4959人。