【四日市】三重県の四日市市の森智広市長は28日の定例記者会見で、31日午前10時に北勢バイパスと県道8号を結ぶ市道垂坂1号が開通すると発表した。
市は、四日市ハイテク工業団地周辺で生じている渋滞の緩和や垂坂町内の生活道路への通過交通の流入抑制を図るため、平成24年度から約5億円をかけて測量、設計、用地買収を、令和元年度から約10億円をかけて工事を進め、このほど工事が完了した。
開通するのは、垂坂町交差点から垂坂新道交差点までの区間680メートル。
市は開通により、工業団地周辺の道路ネットワークが形成され、北勢バイパスや主要地方道上海老茂福線を利用する車両交通が分散されることで渋滞の緩和が期待されるとしている。
森市長は「北勢バイパス、県道、今回の市道と、市内で道路の開通が続いており、大変喜ばしい。四日市の渋滞は厳しいと言われているが、さまざまな道路の開通で利用者の利便性が向上していけばうれしい」と語った。