伊勢新聞

J―クレジット販売開始 松阪市、市内企業対象に 三重

【松阪】三重県の松阪市は2日、「松阪市未来につなぐ森林管理J―クレジット」の販売を始めた。対象は同市内に事業所を置く企業。期間は25日まで。

J―クレジット制度は、森林管理で生じるCO2吸収量を国が「クレジット」として認証し、企業が購入する仕組み。

同市は、市・私有林436ヘクタールを管理する「未来につなぐ森林管理プロジェクト」が国の認証を受け、3月にJ―クレジットを取得した。

販売量はCO2770トン。来年度以降も同量以上を販売予定。販売価格は1トン7500円。最低販売数量は10トン。申し込みは同市ホームページから。

竹上真人市長は「市内企業へ販売し、CO2の排出と吸収が地域で循環する社会の構築を目指す」と購入を呼びかけている。