【鈴鹿】水上オートバイによるパトロールを通じて水辺の事故防止などに取り組むボランティア団体、シーバード白子(イアン・シンプソン代表)の開所式が19日、拠点となる三重県鈴鹿市江島本町のCOWABUNGA!マリーナであった。
地域貢献を目的に、日本財団の助成事業として、全国展開するシーバードジャパン(竹長潤代表)の55番目の団体で、県内では初めて発足した。
今後、夏の海水浴シーズンを中心に、行政や関連機関と連携し、伊勢湾内の安心安全な環境づくりなどを進める。
シンプソン代表(65)は鈴鹿医療科学大で英語の非常勤講師を務める。設立メンバーは水上オートバイを趣味とする県内外の12人。日本人のほか、イギリス人やオーストラリア人など5カ国の仲間で構成する。
開所式には関係者ら約30人が出席。シンプソン代表は「私たちの使命は伊勢湾および伊勢志摩地域の海を利用者のみなさまにとって、より安全なものにしていくこと」とあいさつし、竹長代表からシーバードジャパン認定書を受け取った。
そのほか、水上オートバイ1台とライフジャケットなどの活動ツール1式を受け取った。