【亀山】三重県亀山市は13日、県理容生活衛生同業組合亀山支部(森川寿支部長)、県美容業生活衛生同業組合亀山支部(同組合理事長・松谷秀嗣支部長)と、「災害時における被災者の生活衛生環境の確保に向けた支援に関する協定」を締結した。
市役所で締結式があり、県生活衛生営業指導センターの藤川和重専務理事が立ち会い、櫻井義之市長と森川支部長、松谷理事長がそれぞれの協定書に署名した。
県は令和6年6月、両組合と締結。県内市町での3者協定は亀山市が初となる。
同協定は、同6年1月の能登半島地震以降、災害時における被災者の生活衛生環境の維持が困難となることから、両組合の支援を得て、いち早く被災者の衛生環境の向上を図り、市民生活の早期回復につなげるのが目的。
森川支部長と松谷理事長は「被災者支援のため、市と連携し、しっかり活動する」、櫻井市長は「避難所で散髪や洗髪など身だしなみを整えることで、感染症へのリスクも軽減され、心のケアにもつながる」とし、「この締結を心強く感じている」と話した。
【協定書を持つ(左から)松谷理事長、櫻井市長、森川支部長=亀山市役所で】