【伊勢】伊勢神宮の第63回式年遷宮に向けた民俗行事「お木曳」を1年後に控え、三重県伊勢市の外宮北御門広場で17日、プレイベント「令和のお木曳フェス」が開催される。行事で唄われる「木遣り唄」の披露やワークショップ、地元飲食店の出店などもある。午前9時45分―午後5時。
お木曳は、遷宮で社殿の建て替えなどに使う御用材を、市民らで結成する奉曳団が神宮に運び入れる民俗行事で、令和8、9年に予定されている。行事開始が1年後に迫る中、機運を高めようと、各奉曳団の若手有志らでつくる実行委などがイベントを企画した。
ステージでは、33の奉曳団が、各団ごとに特色ある木遣り唄を披露。実際の行事で使うお木曳車の展示や、木材を車に載せる荷締(にじめ)の実演、行事で使う「采(ざい)」のミニチュアを作るワークショップなどもある。
事務局の伊勢御遷宮委員会の担当者は「20年に一度の遷宮とお木曳行事について知ってほしい。各団が力を結集し、行事に向け盛り上げていきたい」と来場を呼びかけている。入場無料、小雨決行。
問い合わせは同事務局=電話0596(25)5215=へ。