【四日市】三重県の北勢地区を管轄する6警察署(四日市南、桑名、いなべ、四日市北、四日市西、鈴鹿署)は12日、四日市市新正の四日市南署でシー・ティー・ワイとケーブルネット鈴鹿との「地域安全に関する協定」の締結式を開き、協定書を取り交わした。
「安全で安心して暮らせる地域社会の実現」に向け、特殊詐欺を始めとする多種犯罪の被害防止、交通事故防止、地域の見守り活動、防犯カメラの設置増進等に関し相互連携と協働による活動を推進するのが狙い。6署の署長とシー・ティー・ワイ(CTY)の渡部一貴社長、ケーブルネット鈴鹿(CNS)の家田孝社長、関係者らが出席した。
式典で渡部社長は「事業を通じて安全と安心、防犯への意識をより一層高め、地域社会に寄与していきたい」とあいさつし、6署を代表して岡﨑浩司南署長が「締結は意義深く、治安上の課題解決に資することになります」と謝辞を述べた。
CTYとCNSはエリア内の警察署と協力体制を強化するため、「安心カメラ」のレンタルサービスを同日から開始した。カメラからの光と音声で威嚇し、目立つ場所に貼った管轄警察署の署名入りステッカーで不審者を撃退するとともに、インターネット回線を通じてリアルタイム映像の確認ができる。