伊勢新聞

若者に選ばれる建設業を 三重県建労亀山支部、70周年祝賀会に230人

【鏡開きをする田中執行委員長(左から3人目)と一見知事(同4人目)ら=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】三重県建設労働組合亀山支部(田中市五郎執行委員長)は11日、亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、同支部創設70周年を祝う記念祝賀会を開き、組合員や関係者ら約230人が出席し、70周年を祝った。

来賓として一見勝之知事のほか、櫻井義之亀山市長、前葉泰幸津市長、末松則子鈴鹿市長、森智広四日市市長に県建設労働組合の奥川英雅執行委員長、田村憲久、川崎秀人両衆院議員、吉川有美、山本佐知子両参院議員、長田隆尚県議らが出席した。

田中執行委員長(76)は「昭和30年、戦後の復興時期に『亀山市建設労働組合』として創設し、当時は会員も百人足らずでしたが、現在1800人を超える組織として成長した」と述べ、「労働条件や賃金の適正化、若者に選ばれる建設業を確立するため、積極的に取り組む」とあいさつした。

一見知事は「亀山で生まれ育ち、国交省出身者として、おめでとうございます」とし、「創設当時の高度経済成長期から現在、大きく変わり厳しい時代となっている。機能実習など人材確保に向け、県としてしっかり応援する」と祝辞した。

田中執行委員長と一見知事、櫻井市長ら6人が鏡開きをした後、西村正人書記長の音頭で乾杯し、70周年を祝った。

また、亀山市葛葉太鼓保存会による和太鼓、サクソフォンとピアノ奏者2人のジャズ演奏、津軽三味線の披露などで祝賀会を盛り上げた。