【鈴鹿】三重県の鈴鹿市の末松則子市長は12日の定例記者会見で、市独自の創業促進補助金制度を創設したと発表した。新たに事業を始める小規模事業者の支援を目的に、設備費用や運転資金などの経費として、上限30万円を補助する。
創業時の金銭的負担を軽減することで、創業を促進するとともに、地域経済の活性化を図るのが狙い。
対象となるのは、鈴鹿商議所の創業塾など特定創業支援等事業による支援を受け、令和7年4月1日以降で新たに事業を開始した市民。
店舗や事務所開設に伴う工事費用や広告費など、創業までに要した初期費用の二分の一を補助するほか、鈴鹿商議所と連携して創業後の課題解決に向けた相談も受ける。補助金の予算は300万円で、先着順。
市によると、4月1日から始まったが、まだ申請は無いという。
末松市長は「1人でも多くの市民に活用してもらい、市での創業につなげてもらえれば」と呼びかけた。