【亀山】三重県亀山市関町中町の甲冑(かっちゅう)収集家、橋爪市太郎さん(80)は連休期間中の4、5の両日、東海道五十三次47番目の宿場町「関宿」街道沿いの自宅で、「甲冑着用体験」を開き、関宿を訪れた観光客らが、甲冑を着用し戦国武将気分を楽しんだ。
橋爪さんは、子どものころから甲冑に興味を持ち、収集した甲冑を観光客らに着装してもらい、楽しんでほしいと毎年、5月に連休期間に合わせて開いている。
5日のこの日、大人らは重さ約20キロの本物のかぶととよろいを身に付け、腰に模造の刀を差し、子どもは橋爪さんが段ボールなどで手作りした甲冑を着用し、街道で記念写真を撮った。
連休を利用し家族3人で東京から関宿で一泊した、岡田耕平さん(45)は「初めて訪れたが、歴史的な江戸時代の面影を残す町並みが素晴らしかった」とし、「子どもの日の記念にと、娘に甲冑を勧めた」と話した。
娘の小学2年生、実晴さん(7つ)は「かぶとが少し重かったけど、甲冑が着れていい思い出になった」と楽しんでいた。