伊勢新聞

トラックと車衝突1人死亡 熊野尾鷲道路、玉突き事故も 三重

【尾鷲】2日午前10時20分ごろ、尾鷲市三木里町の熊野尾鷲道路新八鬼山トンネルで、中央線をはみ出した中型トラックが対向車線の軽ワゴン車と正面衝突した。軽ワゴン車を運転していた同市賀田町、無職谷村邦由さん(71)が顔を強く打って市内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。中型トラックを運転していた熊野市井戸町、会社員山川良一さん(51)は胸を打つなどの軽傷。

さらに、この事故の影響で片側交互通行になっていた新八鬼山トンネルで同日午後2時ごろ、5台が絡む玉突き事故が発生。50―70代の男女3人がけがをして搬送された。いずれも命に別条はない。

県警高速隊によると、現場は片側1車線の直線道路で、中央線にポールが設置されている。同隊は自動車運転処罰法違反(過失運転致死)の疑いも視野に、山川さんから事情を聞くなどして詳しい事故原因を調べる。

最初の事故の影響で、熊野尾鷲道路の賀田インターチェンジ(IC)―尾鷲北IC間の上下線約14・2キロが同日午前11時20分から約1時間半にわたって通行止めとなった。