伊勢新聞

「みえ森と緑の県民税基金」に802万6863円を寄付 百五銀行

【一見知事(右)に寄付の目録を手渡した杉浦頭取=三重県庁で】

百五銀行(本店・津市岩田)は1日、三重県の「みえ森と緑の県民税基金」に802万6863円を寄付した。県は災害に強い森林の整備や森林教育に携わる人材の育成などに充てる。

同行によると、昨年8月から今年3月末まで取り扱った「105寄付型定期預金」の預金残高の0・01%に相当する額を寄付した。近く、愛知県にも約111万円を寄付する予定。

県によると、同基金には、県が県民や企業から徴収した「みえ森と緑の県民税」を積み立てている。令和5年度末時点の基金残高は約2億9千万円。森林の保全などに使途を限定している。

この日、杉浦雅和頭取が県庁を訪れ、一見勝之知事に寄付の目録を手渡した。杉浦頭取は「寄付型定期預金を通じてSDGs(持続可能な開発目標)に対する関心の高さを実感した」と述べた。

一見知事は「心からお礼を申し上げたい。特に森林の保全が大事。防災の取り組みに加え、森林に親しんでもらう教育にも使わせてもらいたい」などと謝辞し、杉浦頭取に感謝状を手渡した。