【津】三重県津市安濃町中川の前田憲生さん(77)が主宰する「草生窯」で、「春の窯場展」が開かれている。日常遣いの器や節句の置物など新旧合わせて約500点を展示販売している。5月6日まで。
前田さんは昭和61年に同所に開窯し妻の充子さん(68)と共に制作。陶芸教室や公民館で指導しており春と秋の年2回、窯場展を開いている。
新作は重ねられる手付きカップや台付きの鉢など。充子さんはこいのぼりやかぶとの置物のほか、前田さんの器に季節の花などを絵付けしている。同展に合わせ、会場に夫妻の友人の手芸や写真を展示している。
来場の1家族に1点、皿をプレゼントする。前田さんは「いつも使いやすい器を作るようにしている。持ちやすさや手のなじみやすさを感じてもらえるといい」と来場を呼びかけた。