【熊野】国際自転車競技連合(UCI)公認の国際ロードレース「ツール・ド・熊野」が5月8日、開幕する。11日までの4日間、三重県熊野市など紀伊半島南部の大自然を駆け抜け、国内外の19チームが優勝を争う。
大会は複数日にまたがるステージレースで、全日程の積算タイムで総合優勝を競う。25回目の今年は、新たに和歌山県印南町の「印南かえる橋周回ステージ」が初日に加わり、総延長は計464キロとなった。
出場するのは国内12チーム、海外7チームの計114人。同県新宮市の「キナンレーシングチーム」や、新城幸也が所属するソリューションテック・ヴィーニファンティーニ(イタリア)など有力チームがそろう。
県内では、10日に「熊野山岳コース」(107・7キロ)を走行。熊野市久生屋町の防災公園を出発し、市西部の丸山千枚田を4周する。累積標高差は約1200メートル。9日は和歌山県古座川町、11日は同県太地町を巡る。
大会組織委員会の角口賀敏理事長はこのほど、熊野市役所で記者会見し、「年々規模が大きくなり、本場ヨーロッパに匹敵する大会になっている。目玉の熊野ステージを含め、地域一体で盛り上げたい」と話した。