【四日市】三重県警四日市西署は15日、四日市市の50代男性が警察官や検察官を装った男らに、現金4150万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。
同署によると、男性は1月中旬ごろ、電話で「NTT職員」を名乗る女に「あなたの名前を使った通帳で詐欺をしている人がいる」と言われ「警視庁の捜査員」を名乗る男に一日2回電話するように指示された。
その後、検事を名乗る男の指示で複数回にわたって口座から出金。2月中旬ごろ、男に「紙幣の番号を調べる。警察が取りに行く」と言われ、現金2150万円を紙袋に入れて玄関先に置き、何者かに持ち去られた。
男性は定期預金を解約するなどしてさらに現金2千万円を用意。先月5日ごろ、同様に現金を玄関先に起き、だまし取られた。その後、男らと徐々に連絡が取れなくなり、警視庁に電話して詐欺被害に気付いた。