(第1週、津球場)
三重学生野球リーグの春季リーグ戦(伊勢新聞社後援)は5日、開幕した。2戦先勝の勝ち点制で争われ、県内5校が5週に渡り、2回戦総当たりで対戦する。初日は皇學館大―近大高専、四日市大―鈴鹿大の各1回戦が行われ、皇學館大、四日市大が先勝した。
13連覇を目指す皇學館大は、昨年最下位の近大高専との開幕戦で24―0の五回コールド勝ち。森本匠(4年・水産)、中川碧惟(2年・皇學館)、箕浦哉(2年・志摩)が5回参考ながら継投で完全試合を達成。打線も振るい、三回の代打・樋尾龍誠(2年・津商)の左越え2点本塁打など計19安打を記録した。
昨年秋2位の四日市大は同4位の鈴鹿大に6―3で逆転勝ち。昨年秋リーグ敢闘賞投手の間瀬倫太郎(4年・海星)が初回先頭打者を四球で出したあと連続二塁打を浴びて2点失うが、その裏1点、三回に2点を加えて逆転、さらに六回の1番中阪灯岐(4年・日南学園)の右越え2ランなどで突き放した。間瀬も二―六回は三者凡退に抑えるなどして立ち直り、5安打3失点で完投勝利を挙げた。