伊勢新聞

鉄道橋の夕景や波切漁港 津・絵画クラブみどり作品展 三重

【作品を鑑賞する川西講師(右端)ら=津市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で】

【津】三重県津市森町の七栗公民館を拠点に活動する「絵画クラブみどり」の作品展が、同市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で開かれている。60―70代の会員8人と講師の、水彩や油彩計28作品を展示している。26日まで。日曜は休み。

同会は公民館講座修了生で立ち上げた自主講座で10年以上の歴史がある。元高校美術教諭で自由美術協会会員の川西みどりさん(77)=同市森町=を講師に月2回活動しており同所での作品展は初めて。

鉄道橋に特急「ひのとり」が差しかかる夕景、波静かな波切漁港、フジバカマで羽を休めるアサギマダラなどが並ぶ。川西講師は2月に皆で出かけた二見と伊勢の小品5点を組み作品として出品している。

川西講師は「地域で絵が好きな方が和気あいあいとできる場の雰囲気を大切にしている」と話す。代表の吉田早苗さん(76)は「個性を大事に伸ばしていただいていて、作品が皆違うところが見どころ」と述べた。