伊勢新聞

布の彫刻「ブティ」50点 桑名で稲垣さんら作品展 三重

【南仏のキルト「ブティ」が並ぶ会場=桑名市大仲新田の川スミメガネ本店で】

【桑名】南仏・プロヴァンス地方に伝わるキルト「ブティ」を教える桑名市西方の稲垣有里さん(55)と生徒による作品展が21日、同市大仲新田の川スミメガネ本店ギャラリーで始まった。27日まで。

白が基本のブティ。2枚の布を柄に沿って縫い合わせて綿を詰め、柄に膨らみを持たせるのが特徴。「布の彫刻」とも呼ばれる。

稲垣さんは現在、桑名市の「JEUGIA(ジュージャ)カルチャーセンター桑名」と四日市市の「近鉄文化サロン四日市」の2カ所で指導し、この4月からは津市の文化センターでも教えるという。

赤ちゃんの体を包む「おくるみ」を壁面に飾り、クッションや巾着袋、マスクなど約50点を展示している。稲垣さんと桑名市のカルチャーセンターで学ぶ生徒2人が出品した。

稲垣さんは「まるで絵のような芸術的な作品なので、間近でじっくり見てほしい」と話した。