伊勢新聞

持続可能なまちへ連携 四日市市と東邦ガスなど協定

【締結した協定書を手にする(左から)鈴木地域支配人、森市長、嘉藤取締役=四日市市役所で】

三重県四日市市と東邦ガス(愛知県名古屋市)、同社のグループ会社で導管事業を行う東邦ガスネットワーク(同)は19日、「持続可能なまちづくりの実現に向けた包括連携協定」を締結した。

東邦ガスグループ2社と自治体の3者による包括連携協定は県内初。

連携事項はカーボンニュートラル社会の実現▽エネルギーの地産地消、最適利活用▽住民が安全・安心に暮らせる、持続可能なまちづくり▽地域振興など5項目。

四日市コンビーナートのカーボンニュートラル化を検討する会議への参加や四日市市と東邦ガスなどが共同出資する地域新電力会社「よっかいちクリーンエネルギー」の事業利益を活用した地域課題解決、大規模災害時の早期復旧に向けた情報共有や復旧工事などを連携して取り組むことで地域活性化や市民サービスの向上を図る。

四日市市役所で締結式があり、四日市市の森智広市長と東邦ガスの鈴木賢一三重地域支配人、東邦ガスネットワークの嘉藤将弥取締役が協定書を交わした。

森市長は「東邦ガスグループが有しているさまざまなノウハウを四日市市政の前進のために活用させてもらえば」と述べ、東邦ガスの鈴木地域支配人は「インフラ会社として持続可能なまちづくりの実現に向け役割を責任を果していきたい」、東邦ガスネットワークの嘉藤取締役は「災害に強く安全・安心に暮らせるまちづくりに向けて役割を果していく」と話した。