【津】津市大谷町の大川学園三重調理専門学校の第64期生卒業式が15日、同市羽所町のアスト津であった。18―66歳の調理製菓2年コース16人、調理1年コース12人が卒業証書や調理師免許を受け取った。
式では一人一人の名前が呼ばれ、代表の生徒に大川将寿校長から卒業証書や調理師免許が手渡された。大川校長は式辞で「新たな時代を開く未来の食のプロのパイオニアになって」と激励した。
卒業生総代で、成績最優秀の知事賞も受賞した橋爪志翼さん(20)は「本日を新たな出発点として大きな夢に向かって旅立つ」と謝辞した。
式後は同校卒業式恒例の、平安時代から伝わる宮中行事「四條流庖丁儀式(しじょうりゅうほうちょうぎしき)」があり、同流派三重社中の門人がコイを包丁と2本の箸だけでさばく「三刀之鯉」などを披露した。
同校によると就職を希望する卒業生全員が県内を中心にホテル、飲食店、給食調理などの道に進む。