【津】県共同募金会の「三重の赤い羽根募金百貨店プロジェクト」の本年度の寄付金合同贈呈式が13日、津市桜橋の県社会福祉会館であり、協力企業の4社から寄付金が手渡された。令和6年2月―同7年1月の寄付総額は9市町85企業から159万2986円で令和7年度の各市町の事業に活用される。
同プロジェクトは平成30年4月に新たな募金方法として開始。参加企業が寄付付き商品を販売し子育て支援など各市町が設定した共同募金事業の財源になっている。9市町115企業が参加している。
贈呈式には伊勢市と伊賀市の店舗で実施した車検件数に応じて寄付をする三重ダイハツ販売の渡辺光秀取締役らが出席。県共募の小笠原まき子会長に目録を贈った。
松阪市の就労継続支援B型事業所「お菓子工房M」利用者の野呂圭史さん(47)は「チーズケーキやクッキーを購入いただいた売り上げの一部をプロジェクトを通じて社会に貢献できることが本当にうれしい」と述べた。
小笠原会長は「企業と住民が共に取り組む新しい募金活動。地域福祉の推進のため温かい輪が広がるよう引き続きご支援をお願いしたい」と謝辞した。