一見勝之三重県知事は5日の定例記者会見で、外部委員らが一見知事の言動について「パワーハラスメント(パワハラ)には該当しない」と判断したことを「良かったと思っている」と述べた。
一見知事は委員らの判断について「パワハラでないことが明らかになったことは良かったと思っている」「県は知事に関する通報でもしっかり対応することが明らかになった」と語った。
委員らが調査報告書で「知事と職員のコミュニケーションに改善の余地がある」と指摘したことには「私がどんな人間なのかを職員に分かってもらえるよう、これからも努力する」と語った。
報告書で「レクチャーの絶対量が多い現状」への指摘を受けたことについては「熱心に仕事をする私の姿勢がレクの時間が長くなっていることにつながっている」と説明。削減に努める考えを示した。
問題を巡っては昨年7月、一見知事の言動について「ある種のパワハラでは」とするメールが職員から県のハラスメント相談窓口に寄せられた。県は弁護士ら外部の3人に調査を依頼していた。