伊勢新聞

三重県産果物でフルーツ牛乳 伊勢の山村乳業が限定販売

【地元産果物を使った「生フルーツギューニュー」。瓶入りのシングルとカップ入りのツイン=伊勢市の山村みるくがっこう内宮前店で】

【伊勢】三重県伊勢市の老舗乳製品メーカー「山村乳業」が、県産果物などを使ったフルーツ牛乳「生フルーツギューニュー」を発売した。同社が昭和39年から販売するロングセラー商品「山村フルーツ」の懐かしい味わいを踏襲しつつ、フレッシュな果物を使い、注文を受けてから作ることで「令和の上質な味わいへ進化させた」。直営店「山村みるくがっこう」内宮前、外宮前店で、11月まで限定販売。

第1弾として、「フルーツミックス」と「伊勢いちご」の2種類を用意。フルーツミックスは、南伊勢町産「五カ所みかん」の果汁やリンゴのすりおろし、パイン缶を使い、濃厚な自社の「山村牛乳」と合わせる。伊勢いちごは市内産のイチゴをつぶして牛乳と混ぜ合わせ、果肉の食感が楽しめる。環境に配慮し、みかんやイチゴは規格外品を活用。春以降は、季節ごとに県産の旬の食材を使う予定。

牛乳瓶入りのシングル(税込450円)、2種類が同時に楽しめるユニークなカップ入りのツイン(千円)、それぞれにソフトクリームを添えたメニューもある。

広報担当の山村卓也さんは「フレッシュな果物と濃厚な牛乳の風味を味わってほしい。昭和に生まれたフルーツ牛乳と、進化した令和の飲み比べも楽しんで」と話している。