伊勢新聞

100万円不正送金被害、津の福祉団体、ネットバンクから

【津】三重県警津署は27日、津市内の福祉団体がネットバンキングのパスワードなどをだまし取られたと発表した。口座から現金100万円が不正に送金され、同署は詐欺事件として捜査している。

同署によると、14日、施設のパソコンに「トロイの木馬に感染した」とメッセージが表示され、事務員が画面に表示された電話番号に連絡。「マイクロソフト社員」を名乗り、片言の日本語を話す男につながった。

事務員は男に「出金される恐れがある。パスワードを教えて」などと言われ、団体名義のネットバンキングの顧客番号とパスワードを伝えた。事務員が親族に相談して被害が発覚した。