伊勢新聞

太鼓と三味線、80人魅了 亀山で「坂下宿ふれあいコンサート」 三重

【南部俵積み唄を披露する凜さん(右手前)と加賀さん=亀山市関町沓掛の鈴鹿馬子唄会館で】

【亀山】三重県の亀山市文化会館開館40周年記念事業として3月2日、同市東御幸町の同館で開催するイベント「かめぶんフェス」に先立ち、イベントに出演する和太鼓と津軽三味線奏者の2人は24日、同市関町沓掛の鈴鹿馬子唄会館で「坂下宿ふれあいコンサート」を開き、市民ら約80人を魅了した。

同コンサートには、和太鼓と篠笛奏者の凜さん、津軽三味線と民謡の加賀丈子さんが出演。南部俵積み唄やソーラン節、ドンパン節、津軽じょんがら節など数曲を披露した。同市在住の50代の女性は「凜さんの和太鼓の響きと津軽三味線の激しいバチさばきに魅了した。かめぶんフェスタも楽しみにしている」と満足していた。

同館職員は「かめぶんフェスには凜さんと加賀さんのほか、池山かんこ踊りや葛葉太鼓など亀山の伝統を継承する団体と、岡山県高梁市の伝統芸能『備中たかはし松山踊り』も披露する」と話していた。問い合わせは同館=電話0595(82)7111=へ。