伊勢新聞

フードドライブ実施へ協定 鈴鹿市社協とセブン―イレブン・ジャパン

【専用の回収ボックスに手を添える福田三重中央地区ディストリクトマネジャー(左)と亀井会長=鈴鹿市神戸地子町の市社会福祉センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市神戸地子町の同市社会福祉協議会(亀井秀樹会長)と、東京都千代田区のセブン―イレブン・ジャパン(永松文彦社長)は5日、フードドライブ事業に関する協定を締結した。東海3県では同社初の取り組みとなる。

家庭で余った食料などを店舗で集め、市社協を通じて子ども食堂や生活困窮者など、支援が必要な団体や個人に届ける。

同日から市内26カ所の店舗に、専用の回収ボックスを順次設置。回収対象となるのは賞味期限が2カ月以上のコメや缶詰、インスタント食品、飲料など。各店舗に集まった食材などは、月1回社協が回収する。

同町の社会福祉センターで同日、協定締結式があり、三重中央地区ディストリクトマネジャーの福田祐士さんは「このフードドライブの取り組みが、市民のみなさまにとって『食の活用』『食品ロスの削減』という社会貢献活動に参加していただくきっかけになれば」、亀井会長は「協定締結により、ますます市民が安心に暮らせるようになり、食品ロスにもつながる。市で取り組みを進め、他の地域にも広がれば」とそれぞれあいさつ。

亀井会長が回収ボックスに食品を入れる様子を実演した。