伊勢新聞

筆談やジェスチャーでコミュニケーション  いなべ、NTT西社員が体験 三重

【筆談でコミュニケーションを取る社員ら=いなべ市北勢町阿下喜の桐林館喫茶室で】

【いなべ】NTT西日本三重支店グループの社員が1月31日、いなべ市を訪れ、社会貢献活動とワーケーションを組み合わせたプログラムに取り組んだ。

50代を中心とした希望者10人が参加。午前中は店内での会話は一切禁止という筆談カフェの桐林館喫茶室(北勢町阿下喜)で、筆談やジェスチャーで音のないコミュニケーションを楽しんだり、リモートワークをした。

筆談を体験したNTTビジネスソリューションズ(津市)の佐藤熱子さん(61)は「文字から相手の温かみが感じられた。あっという間だったが、ゆったりとした気持ちになれた」と話した。午後は市役所に隣接する「にぎわいの森」を訪れた。

同社では、時間と場所にとらわれない新しい働き方の実践と地域社会への貢献を目的に、県内で年3回ほど、プログラムを実施している。