【亀山】亀山剣道協会(豊田明生理事長)は12日、三重県亀山市西丸町の亀山神社境内の亀山演武場で、神事「第160回亀山演武場・武徳祭」を開き、小学生と大人の会員計約35人が修行の安全を願い、新年初稽古に汗を流した。
武徳祭は元治2年(1865年)、時の15代亀山藩主石川総脩が武道場を開設。以降毎年年始めに武道の祈願祭として伝統を守り続けている。
同神社の関戸繁人禰宜(ねぎ)が、修祓の儀、祝詞奏上の後、豊田理事長ら会員と関係者らが順次、玉串をささげ、今年1年間の修行の無事と安全を祈願した。
豊田理事長は「今年は、160年の節目を迎えた。明日から始まる寒稽古には、体調を万全に無理せず稽古に励んでください」とあいさつした。
奉納演武では、亀山弓道協会の境保彦会長による「巻藁射礼(まきわらしゃれい)」と、県無形文化財に指定されている「心形刀流剣術」の居合いなどの形を披露した。