慢性リンパ性白血病(CLL)などの治療薬として、「ベネクレクスタ(R)錠」を新発売

2019年11月22日

アッヴィ合同会社

アッヴィ、再発/難治性の慢性リンパ性白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫(SLL)の治療薬として、「ベネクレクスタ(R)錠」(ベネトクラクス)を新発売

●ベネクレクスタ(R)は、アポトーシスの過程を回復させるためにBCL-2を標的とする経口薬
●再発/難治性のCLLおよびSLL患者さんに対する、従来の殺細胞性の化学療法を含まない新たな治療選択肢
●MURANO第Ⅲ相試験の結果において、24カ月の固定投与期間で優れた無増悪生存期間を示し、奏効率の高さとともに微小残存病変(MRD)陰性を達成

アッヴィ合同会社(本社:東京都港区、社長 : ジェームス・フェリシアーノ)は、再発/難治性の慢性リンパ性白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫(SLL)の治療薬として、経口BCL-2阻害薬ベネクレクスタ(R)錠(以下、「ベネクレクスタ(R)」:ベネトクラクス)を本日、11月22日から発売します。ベネクレクスタ(R)はBCL-2と呼ばれる体内の特定タンパク質を標的とする経口BCL-2阻害剤で、がん細胞で失われたアポトーシスというがん細胞の自然死または自己破壊の過程を回復させる作用があります1。ベネクレクスタ(R)は再発/難治性のCLLおよびSLL患者さんに対する、従来の殺細胞性の化学療法を含まない、新たな治療選択肢となります1。

CLLは一般的に緩徐な経過を示し、予後不良因子を有するCLL患者さんを除き、標準治療により初回奏効が高い割合で認められますが、その後の再発は避けられません2。後続の治療により奏効が導かれることもありますが、奏効率は順次低下し、奏効期間も短くなります。17番染色体の短腕欠失(17p欠失)またはがん抑制遺伝子TP53に変異を持つCLL患者さんは予後不良であることが知られています3,4。

当社はベネクレクスタ(R)を国内において初めて、再発/難治性のCLLおよびSLL治療薬として2018年11月に製造販売承認申請し、本剤は2019年9月に承認されました。この承認は、国内第Ⅰ/Ⅱ相試験5および、21カ国、389人の再発/難治性CLL患者さんを対象としたMURANO第Ⅲ相臨床試験データに基づいています。

MURANO試験は多施設無作為化非盲検国際共同試験で、再発/難治性CLL患者さんにおいて、ベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)併用投与群と、標準治療のひとつである化学免疫療法のベンダムスチン塩酸塩とリツキシマブ(遺伝子組換え)併用群を比較しています6。
主要評価項目である無増悪生存期間において、24カ月の固定投与期間終了後のベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)併用投与群のベンダムスチン塩酸塩とリツキシマブ(遺伝子組換え)併用群に対する優越性が検証され、層別ハザード比:0.17(95%Cl:0.11-0.25)との結果なりました6。
有効性副次評価項目では、ベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組み換え)併用投与群において全奏効率92.3%を達成し、末梢血MRD陰性率62.4%を達成しました6。MRD陰性(uMRD:undetectable)とは、治療終了後に血液または骨髄中に残るCLL細胞が白血球10,000個中1個未満と定義される客観的な指標です7。
より詳細な情報は、www.clinicaltrials.govにてご覧いただけます。

当社社長のジェームス・フェリシアーノは、ベネクレクスタ(R)の発売について次のように述べています。「弊社のオンコロジー領域における初めての製品となる「ベネクレクスタ錠」を再発又は難治性のCLLおよびSLLの患者さんに新たな治療の選択肢として提供できることを大変うれしく思います。本製品が患者さんの希望となり、一人一人が充実した人生を過ごされることを願いながら、本剤の適正使用推進のため、情報の提供ならびに収集を行ってまいります」

ベネクレクスタ(R)はファーストインクラスの経口BCL-2阻害薬で、アッヴィとロシュ社が開発を行っています。米国ではアッヴィとロシュグループの一員であるジェネンテック社が共同販売しており、米国以外ではアッヴィが販売しています。

「ベネクレクスタ(R)」製品概要
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911213825-O1-cmYOiNOg

製剤写真
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911213825-O2-Xnp1UWLx

アッヴィについて
アッヴィは、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。世界で最も複雑かつ深刻な疾患に対する、革新的な先進治療薬の開発を行っています。その専門知識、献身的な社員、イノベーション実現に向けた独自の手法を通じて、免疫疾患、がん、ウイルスおよび神経疾患の4つの主要治療領域での治療を大きく向上させることをミッションに掲げています。世界中の人々が持つ健康上の課題への解決策を進歩させるため、75カ国以上の国でアッヴィ社員が日々取り組んでいます。アッヴィの詳細については、www.abbvie.com をご覧ください。Twitterアカウント@abbvie、Facebook、LinkedInやInstagramでも情報を公開しています。

日本においては、1,000人を超える社員が、医療用医薬品の開発、輸入、製造販売に従事しています。自己免疫疾患、新生児、肝疾患、神経疾患、がんの各領域を中心に、患者さんの生活に大きく貢献できることを願っています。詳しくは、www.abbvie.co.jpをご覧ください。

アッヴィ 今後の見通しに関する記述
本リリースにおける記載には、1995年米国私募証券訴訟改革法に示される「今後の見通しに関する記述」が含まれています。「確信」「期待」「予測」「計画」という言葉およびそれに類する表現は、一般に将来予想に関する記述となります。当社からの注意喚起として、このような将来予想に関する記述はリスクおよび不確実性による影響を受け、実際の結果と将来予想に関する記述での予測との間に大幅な相違が生じる可能性があります。このようなリスクおよび不確実性には、知的財産に対する脅威、他社製品との競合、研究および開発プロセスに特有の困難、敵対的訴訟または政府による介入、業界に関連する法律および規制の変更などがあります。

アッヴィの経営に影響を及ぼす可能性のある経済、競合状況、政府、科学技術およびその他の要因については、Securities and Exchange Commission(米国証券取引委員会)に提出済みのアッヴィの2018年度アニュアルレポート(10-K書式)の1A項「リスク要因」に記載しています。アッヴィは、法律で要求される場合を除き、本リリースの発表後に発生した出来事または変化によって、今後の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとします。


1. [Venclexta (venetoclax) [Package Insert]. North Chicago, Ill.: AbbVie Inc.]
2. jaglowski S, Jones JA. Choosing firs-line therapy for chronic lymphocytic leukemia. Expert Rev Anticancer Ther. 2011 Sep; 11(9): 1379-90
3. Stilgenbauer S and Zenz T. Understanding and managing ultrahigh-risk chronic lymphocytic leukemia. Hematology Am Soc Hemat Educ Program 2010; 481-8.
4. Zenz T, Benner A, Doehner H, et al. Chronic lymphocytic leukemia and treatment resistance in cancer: the role of the p53 pathway. Cell Cycle 2008; 7(24):3810-4.
5. www.clinicaltrial.gov (NCT02265731)
6. Seymour JF, Kipps TJ, Eichhorst B, et al. Venetoclax-rituximab in relapsed or refractory chronic lymphocytic leukemia. N Engl J Med. 2018;378(12):1107-1120.
7. Hallek M, et al. Guidelines for diagnosis, indications for treatment, response assessment and supportive management of chronic lymphocytic leukemia. Blood. 2018;131(25):2745-2760.


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