地元の魅力を生かしたい − 小笠原まき子さん


【「(桑名の)いいところを生かしていきたい」と話す小笠原副会長=桑名市江場の金星堂で】

 「歴史や文化に裏打ちされたこの町が好き。自然豊かで、人ものんびりしていて優しいし」と話す。
 東京生まれの東京育ち。結婚を機に、桑名市で暮らすようになった。屋外広告業の株式会社金星堂で代表取締役を務める傍ら、市民活動を支える立場として、次世代育成に貢献している。
 市民活動に取り組み始めたのは15年ほど前。「市民活動ネットワーク平成の町割会」で、空いていた旧社屋をアンテナショップとして活用し、市民の手作り作品展示、販売の拠点としたことがきっかけだった。「好奇心旺盛な性格だから、一緒になって楽しんでいるのよ」と笑顔を見せる。
 現在は、桑名員弁地区のまちづくりや市民活動に関心がある人たちの交流の場となる「まちのファンクラブ」の代表世話人、特定NPO法人みえきた市民活動センターの理事をしている。「灯台下暗し。桑名の魅力を地元の人の方が案外知らない。外から来たからこそ、分かることもある。もっといいところを生かしていけたら」と、地域活性化への思いは強い。
 趣味の太極拳は10年ほど前から、小唄と三味線は6、7年前からそれぞれ続けている。現在は発表会などで舞台に立つが、「時間に余裕ができるようになったら、老人ホームや福祉施設などを慰問して、喜んでもらいたい」と話した。

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