高齢者サロン10周年 地元園児ら歌でお祝い 四日市・三重

【お年寄りらの肩をたたく園児=四日市市の曽井町公会所で】

【四日市】三重県四日市市の曽井町公会所で毎月1回開催されている地域住民の集いの場「より曽井サロン」が、5月で開始から10周年を迎えた。開催日の8日、お祝いを伝えに地元園児がサロンを訪問した。

訪れたのは、神前こども園(同市高角町)の年長児37人。歌を披露し、参加したお年寄りや地域の人の肩をたたいた。サロンを運営する「暮らしの応援隊」の坂倉靖夫代表(82)は「子どもたちがお祝いに来てくれてうれしい」と声を弾ませた。

サロンは第2木曜に開催。来場の際、参加者は100円を支払う。コーヒーや菓子、デザートが提供されるという。地域の人による大正琴の演奏会や地元の小中学生との交流会などの催しもあり、体操で体を動かしたり、おしゃべりをしたりして、楽しい時間を過ごす。

参加者の多くが70歳以上の高齢者で、毎回50人ほどが集う。この日は約60人が参加した。