
【津】和紙ちぎり絵教室「和楽幸」の合同作品展が3日、三重県津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで始まった。主宰する講師の菊山さち子さん(61)=松阪市嬉野八田町=と40―90代の生徒68人の作品計約110点を展示している。6日まで。入場無料。
菊山さんの指導歴は28年目で、現在津、亀山、松阪、伊勢など11カ所で講師を務める。4年に1度開いていた合同展を、コロナ禍での中止を経て7年ぶりに開いた。
和紙を薄く剥ぎ重ねて風景、花、人物などを表現。色とりどりの植物に囲まれる「フラワーガーデン」、舞い泳ぐ熱帯魚に光が差す「海の仲間たち」、愛猫や愛犬を題材にしたものなど多様な作品がある。
菊山さんは「和紙は筆でなく、けばで柔らかみを表現するのが特徴」とし「作りたい絵柄になるよう皆工夫している。1年かけて取り組んだ力作を見てほしい」と呼びかけた。