
【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会が管理・運営する市文化会館開館40周年記念イベント「かめぶんフェス」が2日、同市東御幸町の同館で開催され、市民ら約700人がイベントを楽しんだ。同振興会が主催。
同フェスは、「地域の芸能がおもしろい」をサブタイトルに、同市安楽町池山地区の池山かんこ踊り保存会が室町時代後期から伝わる「池山かんこ花見踊り」や、60年以上継承されている盆踊り「灯おどり」など地元の伝統芸能が披露された。
また、昭和46年に結成した「市葛葉太鼓保存会」と鈴鹿市出身の和太鼓奏者・凛さんが共演し、凜さん作曲の「粋風」など披露した。
特別ゲストとして、同市と親交のある、岡山県高梁市の「備中たかはし松山踊り保存会」が約380年継承している「松山踊り」と「ヤトサ踊り」を披露。会場の市民らも舞台に上がり、一緒に踊りながら交流を深めた。
同館職員は「亀山に伝わる伝統芸能や高梁市の踊りなど多くの市民に楽しんでいただけた」とし、「会館として、伝統芸能を守る団体とともに、保存継承に向け歩んでいく」と話していた。