北海道物産展の懸垂幕作る 津松菱で福袋企画、親子ら文字書く 三重

【「春の北海道物産展」の懸垂幕を書く参加者ら=津市東丸之内の松菱で】

【津】三重県津市東丸之内の松菱は11日、同店で特選福袋企画「懸垂幕作り体験」を開催した。事前に申し込んだ親子ら4組9人が、店舗外壁に設置する長さ9メートル、幅1・3メートルの幕に「春の北海道物産展」の文字を書いた。

創業70周年に合わせた初めての企画で、初売りの特選福袋で販売した。

参加者は津市のキヒラ工房の職人の手ほどきを受け幕に書かれた丸ゴシック体や明朝体などの下書きに合わせ、水性塗料で縦横1メートルの大きな文字を書いた。各組2文字ずつ担当し「春の」はピンク、「北海道」は緑など色とりどりの幕を約1時間半かけ完成させた。

津市立修成小4年の竹田佳弘さん(10)は「道」と「物」を担当し「道の白く空けるところが大変だったけど、出来上がると達成感がある。飾ってもらえると思うとうれしい」、母親の佳代さん(52)は「こんな大きなものを書く機会はなかなかなくて楽しい。飾られたら眺めに来ます」と話した。

懸垂幕は2月15日から設置され、19日―3月3日に開催される同物産展をPRする。